米Amazonがこの度、シアトルに建設中のAmazon本社ビルに最大220人、65家族収容できるホームレス専用のシェルターを併設すると発表した。

ホームレス問題に直面しているシアトル

シアトルにおいての昨今のホームレス急増問題は非常に深刻で、2015年には路上での死者が45人に上ったなどの自体を受け、シアトル市長が直々に緊急事態宣言を発令する程の社会問題となっている。

シアトル・キング郡のホームレス支援協会が2016年に公表したレポートはによれば、シアトルのキング郡には1万人以上のホームレスが存在しており、そのうち4000人以上が路上での生活を余儀なくされているという現状だ。

アマゾンは現在、シアトルのホームレス問題の一助として、ダウンタウン近くにある6階建てのオフィスの一部を暫定的な避難施設として提供していましたが、今回ビルの半分をホームレスシェルター「マリーズプレイス」として明け渡す為の改装をすることを報告した。これは金額的に見ても過去に例を見ない最大規模の慈善事業投資だ。

Mary’s Placeにとってはこの上ない援助

「マリーズプレイス」とはホームレスを手助けしている非営利団体Mary’s Placeの事であるが、Amazonは2014年に自社オフィスの拡張のため中古ホテルを買収し2017年を目途に解体する予定でいたのですが、ホームレス問題に頭を抱えていたシアトル市のためにそのホテルを一時的にMary’s Placeに明け渡し、ホームレスへの簡易的なシェルターとして提供していた。

そしてAmazonが新しく建設を開始する予定であった2017年を迎えた今、当初予定されていた解体工事を取りやめ、今後も恒久的なシェルターとしてホームレスとなった女性や子ども、家族の計200人の為に提供していくという。

これはMary’s Placeにとっても、今まで仮のシェルターとして利用していたホームレス達にとっても嬉ばしい出来事になったのだ。

今秋から新シェルターとしての工事が始まり2020年までに完成する見通しで、総額数十億円規模にも上るという。これは過去最大の慈善事業投資となるとニューヨーク・タイムズは伝えている。

ホームレス問題の渦中にあるシアトル市長Ed Murrayも今回のAmazonの慈善活動に大きな賛辞を送っている。シェルターの受け入れ準備はまもなく整い、24時間毎日開放される予定との事だ。

なぜここまでの大規模な慈善事業投資に踏み切ったのか?

Amazonがこれほどまでの大規模で多額な慈善事業投資を行うのは、やはり地域の住民からの印象を良くしたいという企業側の狙いがあっての事だ。

◆慈善活動におけるアマゾンの狙い◆

9月に発表された国勢調査データによるとAmazon社員の平均収入は1年間に10,000ドル上昇したと言われており、その影響で周辺地域の不動産価格が高騰してしまっている事が昨今のホームレス問題を助長させているのでは?という指摘が多方面から相次いだからだ。またAmazonは長年にわたり市の他の大企業に比べ慈善活動に非積極的であると批判されてきたと言われている。そんなマイナスイメージを今回の件で覆そうと言う目論みがあっての行動なのである。

わざとらしい?Amazonの動画演出も話題に

Amazonは「マリーズプレイス」の公開にさきがけて同社のYoutubeチャンネル「Amazon News」内で、amazonの社員とMary’s Place理事とのやりとりを録画したビデオを公開したが、一部の人からは「わざとらしい」等の批判が出ている。

こちらがその動画である。

※以下、動画の会話の内容を翻訳したもの。

―2016年にAmazon.comはオフィスのキャンパス拡張のため買収したホテルをホームレスとなった女性や子ども、家族の支援を行っている非営利団体「Mary’s Place」に提供した。ホテルは2017年に解体予定だったが一時的な住宅として200人が利用、だが当初の予定通り解体される運びとなった。

Amazonの人
「こんにちわMarty、お元気ですか? 今日はあなたに特別な贈り物があります、我々Amazonからのとても特別なものです。どうか受け取り、開けてみてくれませんか?」

Mary’s Place理事
「本当に?」

Amazonの人
「ええ。」

(箱を開け中に入っていた手紙を読む)

Mary’s Place理事
「Dear Marty、Amazonはこの素晴らしいニュースをあなたと共有できる事にとても興奮しています。我々が建設中のビルの一部を... これ本当ですか?」

Amazonの人
「ええ。」

Mary’s Place理事
「非営利団体「Mary’s Place」にささげる事となりました。これまでの一時的なものでなく恒久的な住宅としてです。あなた達を喜んで迎え入れたいと思います。」

(ハグする2人)

Mary’s Place理事
「私たち「Mary’s Place」の過去20年間の努力の結果が今、結ばれました。」

Amazonの人
「これがその家の鍵です。ようこそMarty。」

Mary’s Place理事
「ああ、なんて素晴らしい事でしょう...8番街ブランチャード通りに移れるんですね!」

Amazonはシアトルで建設中の本社ビルに「Mary’s Place」のための恒久的な住宅を用意します。Amazonの従業員、および「Mary’s Place」の家族は2020年に引っ越します。

いかがでしたか?この動画でどのような感想を抱くかは人それぞれでしょう。しかし、先行き不安な生活をしてきたホームレスの人たちが幸せな生活を手に入れるきっかけが増えた事は単純に喜ばしい事には間違いないと思います。

日本におけるホームレス問題

さて、ホームレス問題はアメリカだけの話ではありせん。我が国でも社会的な理由で止む無く路上生活を強いられている人がいるのが現状であり、我々にとっても関係のない問題ではないのです。

 

(平成24年 ホームレスの実態に関する全国調査)

不景気の煽りもあり、会社で働けなくなった事が路上生活のきっかけになっている事がわかります。現役ホームレス1362人からの聞き込み調査の図の通り、1位が「仕事が減った」2位が「倒産や失業」3位が「病気やけがによる失業」とあるようにほとんどが失業によるものです。

ホームレスになったきっかけ 割合
仕事が減った 34.1%
倒産や失業 28.4%
病気やけがによる失業 20.4%

◆転ばぬ先の資産運用?!◆

不景気の煽りによるリストラ、倒産などで職を失うリスクは社会人の誰もがあると言って過言ではない現代社会。経済的な事だけでなく昨今では自然災害によって多くの人が仕事を失っているという現状を我々も目の当たりにしてきていますよね。

そこまで大げさな話でなくても身近な生活の中に金銭的なピンチはつきものです。そのような瀬戸際の状態をどのようにしてやりくりしていけるかが今の時代を上手に生き抜いていく術だと思いますし、その知識を知ってると知らないのとでは大きく生活の水準が変わってくると思います。

当店amatera.co.jpが貴方にとってより良い生活を過ごしていく上でのお助けが出来るのであれば光栄ですし、一人でも多くの方に満足して頂けるサービスを目指して今後も全スタッフをあげて取り組んでいきます!