電子マネーと言えば日本における我々の生活にも身近な存在として定着していますが、中国ではとある電子サービスの“抜け道”を利用して違法なお金を「マネーロンダリング」(資金洗浄)している実態があります。その巧妙な手口と蔓延する詐欺事件について詳しく調べてみました。

中国の決算の主役「アリペイ」と「WeChatペイ」

中国における電子マネーサービスは非常に盛んです。その中でもアリペイ(支付宝。アリババ)とWeChatペイ(微信支付。テンセント)が主な決済手段の2大巨頭として君臨しています。中国での電子決済利用者は4.9億人で年間取引額は153兆円。これは日本の電子マネー市場のおよそ30倍とも言われています。
アリペイやWeChatペイは、いわゆる日本で使われている電子マネーの構造と基本的には同じ仕組みです。具体的には個人の銀行口座などから事前にチャージされたスマートフォン等で支払いをするというもの。異なる点としては、日本の電子マネーが近距離無線通信を利用するのに対してアリペイ、WeChatペイはスマートフォンに表示させたQRコードをカメラやスキャナーで読み込むことで支払いが出来ます。なので店舗側も専用のスキャナーやリーダーは必要なくスマホやタブレットで読み込みが可能、利用者側もQRコードが表示される端末さえあれば良いので双方にとって非常に使い勝手が良い仕組みになっているのです。
更にもう一つ決定的に日本の電子マネーと違う所があります。それは、アリペイやWeChatペイはチャージ金額に上限がないという点です。その為、詐欺などの犯罪に巻き込まれた際の被害総額は相当なものになる事が想像できます。電子マネーにそこまで多額のチャージをする必要がないではないかと思いますが、ここがまた中国の電子マネーの特徴なのです。
実は、銀行に預けるよりも電子マネーに預けている方が断然有利な利息がつくのです。なので自分の資金のほとんどを電子マネーに預けて「利息の高い口座」として利用している人が急増しているというのです。

「洗銭」に利用される第三者支払いサービスの実態

出典:警視庁

日本においても昨今、電子マネーを利用した詐欺事件が急増しているが、新華社福州によると、アリペイやWeChatペイなどの第三者支払いサービスが違法に入手した金銭の「マネーロンダリング」(資金洗浄)に利用されているという旨の報道をしました。

今年1月18日、中国にあるアモイ市という場所に住んでいる女性が、第三者支払いサービス絡みの詐欺で377万元(約6000万円)を騙し取られたという事件が起きた。女性は、銀行員を名乗る人物からの電話を受け「あなたの口座が犯罪者の洗銭に利用される可能性があるので、安全な口座を新たに開設して、早急に資金を全額移してほしい」という電話を受けたという。中国で新たな銀行口座を開設するのは時間がかかるので、とりあえず一旦アリペイのような第三者支払いサービスの口座に移したと言います。

その銀行員と称する人物は、彼女のスマートフォンに第三者支払いサービスの講座開設までの手順をまとめた親切なショートメッセージを送って、そのメッセージ内のリンクをクリックさせました。そこに記載されてる手順通りに彼女は第三者支払いサービス(アリペイだと思われるが報道では非公表)の口座を開設し、もともと銀行口座に預けていた377万元を電子マネーバンクにチャージしたのです。全額移動して程なくして彼女の資金は跡形もなく消えてしまったといいます。

どうしてこのような事が起きたのでしょうか?実は、銀行員と称する人物から送られてきた“手順を説明したメッセージ”のリンクをタップした事が運のつきでした。そのリンクをタップする事でキーロガー系のマルウェアに感染するようになっていたのです。それにより彼女が開設した口座の名前やパスワード・資金を移動する際に必要となる検証コードなどありとあらゆる情報が洩れてしまったのです。

中国における電子マネーサービスの未来

第三者支払いサービス絡みの詐欺等の事件が相次いで以降、公安部、中央銀行、銀行監視委員会などはアリペイやWeChatペイ等に対して、「口座開設時の本人確認を確実に行うこと」「口座の上限金額を定めること」などの申し立てを行っています。しかし、中国における第三者支払いサービス業界の競争は激しく、そう簡単にサービスの利便性を損なうような改悪に踏み切れるかと言えば、会社側としては難しい所だろう。

利便性や目先の利息だけを求めて安全性をないがしろにして良いものか・・・会社側の体制が変わりづらい現状、それについては中国市民が自ら判断して選択・行動していく必要性があるのではないでしょうか。

では、amazonギフト券はどうなのか?

amazonギフト券には上限が特に設定されておらず、コンビニやamazonのサイトを利用する事で何枚でも購入できますので、10万円を超えるような高額商品も購入する事が出来ます。ただし、チャージタイプのamazonギフト券を購入する場合は、支払い方法によって1回当たりの上限が設定されているので注意しなければなりません。

支払い方法 上限額
Suica 2万円
キャッシュカード 10万円
コンビニ 30万円
ネットバンキング 50万円
クレジットカード 50万円

「代引手数料が勿体無い」「クレジットカードでの買い物に抵抗がある」という方はamazonギフト券を活用してみるのは如何でしょうか?

もう一つ注意して頂きたいのが、amazonギフト券には有効期限があります。2017年4月24日以降に発行されたamazonギフト券の有効期限が一律で10年に延長されましたが、それ以前のギフト券に関してはタイプによって1年~3年程の期限が設けられています。amazonギフト券の有効期限について詳しい情報はコチラの記事をご参照下さい。

「有効期限間近の高額のギフト券を頂いたけど使い道がない」「amazonでの買い物の仕方がわからない」などの場合是非当サイトamatera.co.jpでの買取をご検討ください。知らないうちにギフト券の有効期限が切れてしまった・・・なんて事になる前に現金化しておけば安心です!